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南九州大学・人間発達学部附属 環境教育センター

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講演会(Mカフェ)「土・食・農を中心にすえた『子どもの生活づくり』」開催のご案内

環境教育センターでは、第3回環境教育講演会(通称:Mカフェ)
「土・食・農を中心にすえた『子どもの生活づくり』」
を2012年2月25日(土)に開催します。

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南九州大学・環境教育講演会
「土・食・農を中心にすえた『子どもの生活づくり』」

講師:成富清美(なりとみきよみ) (福岡県/元・玄海風の子保育園園長)
 佐賀県鳥栖市出身。旧福岡県立保母養成所(現福岡県立大)卒。
 養護施設,民間保育園,共同保育所等の勤務を経て,2003年より
 『玄海・風の子保育園』(宗像市)の設立に初代園長として参加。

日時:2012年2月25日(土) 13:30~15:30

場所:南九州大学 都城キャンパス 学生交流会館
   宮崎県都城市立野町3764-1 電話:0986-21-2111(代)

主催:南九州大学 人間発達学部 環境教育センター

入場:無料
 当日受付可ですが、参加者数の把握のために事前申込みをお願い致します。
 氏名・連絡先を記入の上、電子メールかFAXにて、下記までお申し込みください。

申込み先:
 南九州大学・人間発達学部・子ども教育学科
 環境教育講演会担当 / 遠藤 晃・磯部美良
 Fax番号:0986-21-2113    e-mail:nankyu.eec@gmail.com

*お車をご利用の方は大学駐車場をご利用下さい。
*南九州大学へのアクセスは南九州大学HPをご参照ください。

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 今、子どもの成長に、ことさら「自然」や「地域」との関わりが必要とされるのはなぜでしょう?
 現代社会の中で、今、求められる子どもの成長を,自然と地域とのかかわりをつなぐ保育が創り出せるのではないか―こうした想いを出発点として,2003年,風や土の匂いがあふれる宗像市玄海の地に『玄海・風の子保育園』は誕生しました。都会での保育に限界を感じた成富さんは、園の設立に初代園長として参加しました。
 園づくりの第一歩は“地域のいいとこさがし”から。成富さんとその仲間達は宗像の地域をくまなく歩き、自然を感じ、人のつながりを創りあげました。ここでは、地域のみんなが先生です。木のぬくもりに包まれた園舎や広い園庭、イノシシもやってくる実り多い畑。自然いっぱいの風の子保育園には園児の楽しそうな声がいつも溢れています。いまでは、はるばる福岡市から通う園児もいます。
 成富さんはいいます―わたしたちは,ゆったりのんびりした時間の中で郷里からもらったものを,時代の中でいつの間にか良さとして捉えきれず、捨て去ってきたのではないでしょうか。地域があり、そこに生きる人々がいて、生活する中で生まれた知恵と経験。この、生活の中の記憶を、ノスタルジーに浸るではなく、現代そして未来の社会にどう活かしていけるのか?子どもたちに伝えるべきは何か?そのための保育の役割は?成富さんは、その答えを今でも模索しているといいます。
 今回のMカフェでは,「地域と自然をつなぐ保育」の話を通して、現代社会に生きるわたしたちにとっての“生活文化の継承”の意味を考えます。土曜日の午後、お茶でも飲みながら、ゆったりとした気分で成富さんのお話しを聞き、教育についてみんなで考える、そんな講演会です。どうぞ、お気軽にお出かけ下さい。
by nankyu-eec | 2012-02-10 06:47 | ・センター便り